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赤帽はやめたほうがいい?と言われる理由や気になる年収事情を解説

Edited by

RAISEON JOURNAL 編集部

赤帽はやめたほうがいい?と言われる理由や気になる年収事情を解説

軽貨物ドライバーとしての独立を検討する中で、「赤帽はやめたほうがいいのだろうか」「本当に十分な年収を稼げるのか」と不安を感じていませんか?

結論をお伝えすると、赤帽はまとまった開業資金が必要となり、完全歩合制で自ら営業を行う必要があるため、資金や経験の少ない方にはハードルが高いのが実情です。

本記事では、赤帽をやめたほうがいいと言われる3つの理由から、気になる年収の現実まで詳しく解説します。初期リスクを抑えて確実に稼ぎたい方はぜひ最後までお読みください。

赤帽はやめたほうがいいと言われる3つの理由

赤帽が「やめたほうがいい」と言われる背景には、その仕組みならではの3つの課題や注意点が存在します。加入を検討する前に、良い面だけでなく、事前に知っておくべき実態をしっかりと把握しておきましょう。

理由1:収入が不安定になりやすい

赤帽に加盟しても、安定した収入が自動的に保証されるわけではありません。赤帽の収入は「完全出来高制」、つまり仕事をこなした分だけ売上が上がる仕組みです。組合から仕事の配車(紹介)を受けることはできますが、その件数は時期やエリアの需要によって大きく変動します。繁忙期は稼ぎやすい一方、閑散期には待機時間が長くなり、その月の年収が大幅に下がってしまうリスクがあります。

重要また、赤帽は「軽貨物運送の個人事業主の集まり」であるため、安定して稼ぐには組合からの仕事を待つだけでなく、自分で継続的な顧客を開拓する営業力が不可欠です。

「独立したら仕事は向こうからやってくる」と考えていると、想定より年収が伸びず苦しくなるケースも少なくありません。会社員のような固定給に安心感を求める方には、特に注意が必要な点です。

理由2:初期費用とランニングコストが高い

赤帽への加盟には、業界の中でもトップクラスに高い初期費用がかかります。公式サイトによると、開業資金の総額目安は32.5万円〜245.8万円と非常に幅が広く、最低自己資金の目安は20〜30万円程度とされています。

なかでも大きな費用が「赤帽専用車両」の取得です。新車購入の場合は105万円〜150万円が目安となり、現役組合員からの中古車購入でも購入費に加えて手続き手数料がかかります。さらに、この費用は加盟時に一度払えば終わりではありません。月々の組合費、ガソリン代、車両のローンやリース料、任意保険料といったランニングコストが毎月発生し続けます。これらは売上の有無に関わらず固定的にかかるため、開業直後の収入が不安定な時期には特に資金繰りを圧迫する要因になりえます。

理由3:営業と責任の負担が大きい

赤帽は「赤帽ブランドを持つ完全な一人親方」として活動するのが基本です。つまり、荷物の運搬というドライバー業務だけでなく、顧客を自ら獲得する営業活動、丁寧な顧客対応、そして事故やトラブルが発生した際の対処まで、基本的に自分一人で担う必要があります。

また、赤帽には組合独自のルールやマニュアルがあり、それを守り続ける義務もあります。自由に見える個人事業主でありながら、組合の規定に縛られるという側面も持ち合わせているのも特徴です。「独立して自分のペースで働きたい」という理想と、「組合員としてのルールを守る義務」のバランスを取ることが、想像以上に精神的な負担になると感じる方もいます。開業前後を通じて、ビジネスオーナーとしての覚悟と多面的なスキルが求められる点は、しっかりと認識しておくべきでしょう。

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赤帽の年収はいくら?

赤帽組合員の年収は「完全出来高制」のため個人差が大きく、稼働日数・エリア・営業力によって大きく変わります。ここでは公式サイトが公開しているデータをもとに、リアルな売上目安と、見落としがちな「手取り」の現実を解説します。

売上目安は「月商30万〜60万円」

赤帽の公式サイトによると、月間の売上目安は30万円〜60万円程度とされています。赤帽の報酬は日給制ではなく、走行した距離や作業時間によって単価が決まる仕組みです。同サイトでは具体的な事例として、以下のような数字が紹介されています。

  • 例1:20km以内の配送(実運送時間1.5時間)を1日3回・20日間こなした場合 → 約5,000円×3回×20日=約30万円
  • 例2:20km以内の引越し(作業時間2時間以内)を1日2回・22日間こなした場合 → 約13,500円×2回×22日=約59万円
  • 例3:東京から名古屋まで1個の荷物を運んだ場合 → 約4.5万円
  • 例4:東京から大阪まで1個の荷物を運んだ場合 → 約7万円

このように、近距離の配送を効率よくこなすか、長距離のチャーター便を受けるかによって、一日の売上は大きく変わります。

稼げる人は月商80万円以上も可能だが「手取り」に注意

公式の収入モデルページでは、月商80万円以上を稼ぐ組合員の事例も紹介されており、開業からわずか3カ月で月商100万円近くに達したケースも存在します。数字だけを見れば非常に魅力的ですが、重要なのはこれが「売上」であり「手取り(利益)」ではないという点です。

売上から差し引かれる主な経費は以下の通りです。

  • ガソリン代
  • 車両のローン返済額またはリース料
  • 月々の組合費・賦課金
  • 任意保険料
  • 消耗品費・メンテナンス費

これらを差し引いた実際の手取り額は、売上の6〜7割程度になるケースも珍しくありません。月商50万円を稼いでいても、手元に残るのは30〜35万円前後というイメージです。赤帽の年収を検討する際は、売上(月商)の数字だけでなく、経費を差し引いた後の手取りで生活が成り立つかどうかを試算することが非常に重要です。

出典:赤帽よくある質問赤帽収入モデル

そもそも赤帽とは?

メリット・デメリットを正確に理解するためには、まず赤帽の基本的な仕組みを知っておくことが欠かせません。「赤帽」とは何者で、どのような業務を行う組織なのかを簡潔に解説します。

全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会という「個人事業主の集まり」

赤帽の正式名称は「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」といいます。これは、全国各地に存在する赤帽の地域組合(単組)が集まって構成されている組織です。重要なのは、赤帽はあくまで軽貨物運送業を営む個人事業主で構成される協同組合であり、会社員として雇われる形ではなく、加盟して個人事業主として働く点が大きな特徴です。

組合からはブランドの管理や仕事の紹介といったサポートを受けられますが、実際の配達や顧客管理、確定申告といった実務と経営の多くを自分で担うことになります。

POINT開業資金が数十〜数百万円にのぼるのも、会社員として入社するのではなく、独立した事業主として「加盟」するためです。

引越しからルート配送まで幅広い業務内容

赤帽が取り扱う運送業務の幅は非常に広く、一般的な軽貨物宅配サービスとは異なる独自の強みがあります。主な業務の種類は以下の通りです。

  • 引越し輸送:単身引越しや小口の家財道具の輸送(赤帽の主力業務のひとつ)
  • チャーター便・緊急配送:企業や個人から荷物を丸ごと請け負う貸し切り輸送
  • ルート配送:固定取引先への定期的な配送業務
  • 長距離輸送:東京〜大阪間などの長距離チャーター輸送

このように、近距離の小口配送から長距離のチャーター便まで、多彩な仕事に対応できることが赤帽の特長です。ただし、これらの仕事をバランスよく受注し安定した年収を維持するためには、前述のとおり、自ら顧客開拓をする営業力が不可欠です。

赤帽に加盟するメリット

ここまで懸念される点や厳しい実態を中心に解説してきましたが、赤帽には長年にわたって多くの組合員が活動してきた確かな理由があります。正確な判断のために、加盟によって得られるメリットもあわせてご確認ください。

「赤帽ブランド」の高い知名度と信頼力がある

赤帽は軽貨物運送業界において長い歴史と全国ネットワークを持つブランドです。高い知名度を持っているため、そのブランド力は新規の個人事業主が一から作り上げることが極めて難しい、大きな資産といえるでしょう。

加盟すると開業直後から「赤帽」として名乗って仕事ができるため、顧客から初対面でも一定の信頼を得やすい傾向があります。個人の軽貨物ドライバーとしてゼロから独立した場合、実績や口コミがない状態から信頼を積み上げる必要がありますが、赤帽ブランドはその障壁を下げてくれます。

POINTそのため、個人で完全に独立するよりも、ブランドの恩恵を受けて仕事を軌道に乗せやすいのがメリットです。

組合のサポートや同業者同士の助け合いがある

赤帽への加盟は、単に「ブランドを使う権利を買う」だけではありません。組合のネットワークに属することで、仕事の紹介や同業者同士の助け合いといったサポートも受けられます。

たとえば、急病などで自分が受けられない仕事は、組合員同士で代行や応援を依頼し合える場合があります。また、繁忙期には仲間同士で案件を融通し合うこともあり、こうした組合ネットワークの助け合いは赤帽の特徴のひとつです。

さらに、加入時には2日間の研修が用意されており、荷物の扱い方から接客、税務申告、交通安全まで運送事業に必要な知識を学べます。完全な孤独の中で独立するのではなく、一定のサポートや支援を得られる点は、赤帽ならではの強みといえるでしょう。

赤帽はやめたほうがいい人・赤帽に向いている人

メリット・デメリットを踏まえたうえで、赤帽への加盟が向いている人・向いていない人の特徴を整理します。以下のポイントを参考に、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

赤帽はやめたほうがいい人

以下の項目に当てはまる方は、赤帽への加盟は慎重に検討することをおすすめします。

  • 手元の開業資金が少ない方:公式の最低自己資金目安は20〜30万円ですが、開業直後は収入が安定しないため、数カ月分の生活費を含めた余裕資金がなければ、資金繰りに行き詰まるリスクがあります。
  • 営業が苦手・すぐに安定した仕事がほしい方:組合からの配車だけでは収入が安定しにくいため、自ら顧客を開拓する積極的な営業活動が苦手な方は、思ったように年収が上がらない可能性があります。
  • 初期リスクを最小限に抑えたい未経験者:数十万〜数百万円の初期費用を投じて失敗した場合、加入金は返還されないケースが多い傾向にあります。まずは低リスクな形で軽貨物の経験を積みたい方には、ハードルが高いといえます。

赤帽に向いている人

一方で、以下の条件に当てはまる方にとっては、赤帽は非常に魅力的な選択肢となりえます。

  • 数百万円規模の開業資金に余裕がある方:初期費用と開業後しばらくの生活費をカバーできる資金力があれば、収入が安定するまでの期間を乗り越えやすいといえます。
  • 長期的に自力での顧客開拓・ブランド活用を目指す方:営業が得意・好きで、赤帽ブランドを武器に自分だけの顧客基盤を地道に作り上げていける方には、大きなやりがいと収入につながる環境が整っています。
  • 軽貨物での独立経験が既にある方:一度でも個人事業主として軽貨物の仕事を経験している方は、業界の勝手がわかっているため、赤帽の仕組みをうまく活用して比較的早期に軌道に乗せやすい傾向があります。

赤帽で開業するまでの流れ

「実際に赤帽へ加盟するには、何から始めればいいの?」という疑問にお答えすべく、開業までのプロセスをわかりやすく3つのステップに整理しました。準備を始めてから業務開始までは最短でも1カ月半ほどかかる点を念頭に置いておきましょう。

ステップ1:説明会・面接への参加と加入手続き
ステップ2:専用車両の契約と営業ナンバーの取得
ステップ3:研修会の受講と業務スタート

ステップ1:説明会・面接への参加と加入手続き

最初のステップは、地域の赤帽組合が開催する説明会への参加です。説明会は各地域組合で随時開催されており、組合の仕組み・業務内容・開業資金など詳しい説明を受けられます。疑問点はこの場でしっかり確認しておくことが重要です。

説明会の参加後、希望する場合は所定の申込書と履歴書を提出して面接へ進む流れです。面接後に理事会で入会の可否が決定され、入会が認められた場合は加入費用の支払いが発生します。ここで営業店名(屋号)も決定します。加入にかかる費用や条件は地域によって異なるため、事前に各組合の案内を確認しておくことが確実です。

ステップ2:専用車両の契約と営業ナンバーの取得

次のステップは、規定に沿った赤帽専用仕様の車両を用意することです。新車購入やリースなど支払い方法を選択しますが、新車の場合は105万円〜150万円が目安となり、この費用が初期費用の中で最も大きな割合を占めるでしょう。

同時並行で、運輸支局への書類提出も行います。組合の職員が同行してくれるため手続き自体のサポートはありますが、書類審査を経て「貨物軽自動車運送事業営業許可(営業ナンバー)」が交付されるまでに一定の日数がかかります。また、業務に用いる指定の連絡手段(スマートフォンなど)の用意が必要です。

ステップ3:研修会の受講と業務スタート

車両が納車され、営業ナンバーの取得が完了したら、いよいよ2日間の研修会を受講します。荷物の取り扱い方・接客・営業の基礎から、伝票処理・配車規則・税務申告・交通安全まで、事業運営に必要な幅広い知識を身につけるカリキュラムです。

研修修了後、すべての準備が整った段階でようやく赤帽としての営業が開始できます。

注意説明会への参加から業務スタートまでの期間は、最短で約1カ月半〜2ヶ月が目安です。

この間は収入ゼロで費用だけが先行するため、前述のとおり十分な余裕資金の確保が不可欠です。

赤帽に関するよくある質問(FAQ)

最後に、赤帽への加盟を検討する際によくある疑問や不安についてQ&A形式でお答えします。年収の安定性や退会時のリスクなど、加入前に知っておくべき重要なポイントをまとめました。

営業が苦手でも、組合からの仕事だけで安定した年収を稼げますか?

結論からいうと、組合からの配車だけで安定した年収を稼ぎ続けることは難しい場合があります。赤帽の収入は時期・地域・需要によって変動するため、引越しシーズンなどの繁忙期は稼ぎやすい一方で、閑散期は収入が落ち込む可能性があります。

公開されている収入モデルの一例として月商30万〜60万円という数字もありますが、これを安定的に維持するには組合からの仕事だけでなく、固定客の確保や営業活動ができるかどうかが重要な要素です。稼働日数やエリアに加え、自分で顧客を作れるかどうかが赤帽での年収を大きく左右するといえるでしょう。

赤帽を途中で辞める(退会する)ことは可能?

退会すること自体は可能ですが、いくつかの注意点があります。まず、加入時に支払った費用が戻らない場合や、赤帽仕様の表示や外装を元に戻すための費用(塗り直しやラッピング剥離など)が発生する場合があります。車両をローンで購入している場合は、退会後も残債の支払いは続きます。

このように、赤帽は開業・退会の双方で初期費用や手間が発生しやすい側面があります。そのため、加入前に資金計画や退会時の負担も含めてしっかりと確認しておくことが非常に重要です。

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赤帽をやめたほうがいいか悩む方へ。自分の希望年収に合った働き方を見つけよう

赤帽は50年以上の歴史とブランド力を持つ信頼できる組織ですが、一方でまとまった開業資金や車両の取得、営業力が求められるなど、未経験者にとってのハードルは決して低くありません。まず自分の資金状況・営業スキル・リスク許容度を冷静に見極めることが、失敗しない軽貨物独立の第一歩です。

「初期費用を抑えながら、まず軽貨物ドライバーとして稼ぐ経験を積みたい」という方には、業務委託ドライバーとしてスタートするという選択肢もあります。RAISEONでは、高還元率の案件を未経験から始められる環境を整えています。興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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