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軽自動車の黒ナンバーとは?普通ナンバーとの違いを図解で解説

Edited by

RAISEON JOURNAL 編集部

軽自動車の黒ナンバーとは

「軽貨物の仕事に興味はあるものの、『黒ナンバー』って何のこと?」「普通の黄色ナンバーや緑ナンバーと何が違うの?」そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

黒ナンバーとは、軽自動車で有償の荷物運搬(運送業)を行うために必要な「事業用ナンバー」のことです。配送の仕事で独立・開業を目指すなら、まず押さえておくべき基礎知識といえます。

本記事では、黒ナンバーの基本から他のナンバープレートとの違いを図解でわかりやすく比較し、登録できる対象車種やよくある質問まで詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。

黒ナンバーとは?軽自動車を使った「事業用ナンバー」のこと

黒ナンバープレート

黒ナンバーとは、黒地に黄文字で書かれたナンバープレートのことです。正式には「貨物軽自動車運送事業」に使われる事業用ナンバーで、軽自動車で他人の荷物を有償で運ぶ際に取り付けが義務付けられています。

普段よく見かける黄色いナンバー(自家用軽自動車)との最大の違いは「事業目的かどうか」です。仕事として配送を請け負い報酬をもらうなら、黒ナンバーが必要です。黄色ナンバーのまま配送業を行うことは貨物自動車運送事業法違反となるため、開業前に必ず取得しなければなりません。

ポイント取得の手続きは比較的シンプルです。管轄の運輸支局への届け出と、軽自動車検査協会でのナンバープレート交付を行うだけで完了します。大型トラックに必要な緑ナンバー(一般貨物)と比べて要件がはるかに緩く、個人でも最短1日で取得可能です

黒ナンバー車両の台数は年々増え続けています。国土交通省の統計(『貨物自動車運送事業 車両数』)によると、全国で約35万台以上にのぼります。EC市場の急拡大で配送ニーズが高まる中、黒ナンバードライバーはまさに時代に必要とされる職業といえるでしょう。

※出典:国土交通省『貨物自動車運送事業 車両数』(https://www.mlit.go.jp/common/001480691.pdf

補足

実は軽貨物業界や一部の子ども・配達ファンの間では、黒ナンバー車両のことを親しみを込めて「クロッキー」と呼ばれています。また「1日に3台(または5台)のクロッキーを見ると幸運が訪れる」というジンクスが語られることも。黄色いワーゲンバスのジンクスに似たもので、街中でたくさん見かけるたびに少し得した気分になれる、そんな愛されキャラです。

黒ナンバーを取得できる車両の条件

黒ナンバーを取得できる車両

「どんな車両でも黒ナンバーにできるの?」という疑問はよく聞かれます。実は登録できる車両には条件があり、また近年の法改正によってその対象が広がりました。ここでは対象となる車両について具体的に解説します。

基本は「4ナンバー(貨物車)」の軽バンや軽トラック

黒ナンバーの主流は、車検証の用途欄に「貨物」と記載された「4ナンバー」の軽貨物車です。

これらの車両は荷室が広く、後部座席を折りたたむと床面がフラットになります。大型の荷物でも積み下ろしがしやすく、宅配・引越し補助・ムービング便など幅広い配送業務に対応可能です。黒ナンバーを取得して軽貨物ドライバーを目指すなら、まず4ナンバーの軽バン形状の車両を検討するのが一般的です。

規制緩和で「5ナンバー(軽自動車)」も登録可能に

2022年(令和4年)10月27日、国土交通省の通達により、「5ナンバー(軽乗用車)」でも黒ナンバーを取得できるようになりました。それまで軽貨物車に限定されていた貨物軽自動車運送事業の対象車両が広がりました。

5ナンバーの軽乗用車で黒ナンバーを取得するためには、「乗車定員から乗車人数を差し引いた人数×55kg以内の貨物を積載できること」などの条件を満たす必要があります。この改正により、普通の軽乗用車を持つ方でも配送業務に参入しやすくなり、フードデリバリー(ウーバーイーツなど)や小口配送のニーズにも対応しやすい環境が整いました。

※出典:国土交通省プレスリリース『貨物軽自動車運送事業における軽乗用車の使用について』(https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000276038.pdf

黒ナンバーと他のナンバープレート(普通・自家用)との違い

ナンバープレート4種類比較

ナンバープレートの色にはそれぞれ意味があり、「誰が・どんな目的で・どんな車を使っているか」を表しています。黒ナンバーを正しく理解するために、よく混同される黄色・緑・白のナンバーと一つひとつ比較していきましょう。

黄色ナンバー(自家用軽自動車)との違い

黄色ナンバーは、個人が日常生活や移動のために使う自家用軽自動車に付けられたナンバーです。通勤・買い物・旅行など、いわゆる「プライベートな移動」を目的としており、他人の荷物を運んで報酬をもらう業務には使えません。

注意もし黄色ナンバーのまま配送業務を請け負い報酬を受け取ると、貨物自動車運送事業法違反となり、100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

フードデリバリーや個人の宅配業で軽自動車を使う場合も同様に、黒ナンバーへの切り替えが必要です。「自分の車なら大丈夫」と思っていると法律違反になるケースがあるため、開業前に必ず確認しましょう。

緑ナンバー(一般貨物自動車)との違い

緑ナンバーは、普通車・中型・大型トラックなどの車両で有償の貨物輸送を行う「一般貨物自動車運送事業」に必要なナンバーです。黒ナンバーと同じ「事業用」ですが、その取得ハードルはまったく異なります。

緑ナンバーの取得には多くの厳しい条件があります。車両5台以上の保有、一定以上の自己資金、営業所・車庫・休憩施設の整備、運行管理者の選任などが必要です。一方、黒ナンバーは軽自動車1台と運輸支局への届け出のみで取得でき、初期費用も大幅に抑えられます。手軽に運送業を始めたい方には圧倒的に現実的な選択肢です。

白ナンバー(自家用普通自動車)との違い

白ナンバー(白地に緑文字)は、一般的な普通自動車の自家用ナンバーです。乗用車やミニバンなど、プライベートや社用車として使われる車両に付けられており、有償での貨物輸送には使用できません。

近年、ライドシェアの解禁や一部特例が話題になっており「白ナンバーでも仕事ができるのでは?」と感じる方もいますが、それはあくまで旅客(人を乗せる)に限った例外的な規制緩和です。荷物の配送を仕事とするなら、軽自動車なら黒ナンバー、普通車・大型車なら緑ナンバーが必要という原則は変わりません。

黒ナンバーとは?に関するよくある質問(FAQ)

黒ナンバーの定義と種類を理解したところで、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。「自分には当てはまる?」と感じた方はぜひ参考にしてください。

黒ナンバーを使うのは軽貨物ドライバーだけですか?

基本的にはそうですが、フードデリバリーの配達員なども含まれます
 
黒ナンバーは「貨物軽自動車運送事業」を行う際に必要なナンバーです。軽バンや軽トラックを使った宅配・引越し・チャーター便などの配送ドライバーが一般的ですが、近年はウーバーイーツなどのフードデリバリーで軽自動車を使って配送する場合も黒ナンバーが必要となりました。
 
逆に自社の商品や農産物を自社の店舗へ運ぶだけ(自社荷物の輸送)であれば、報酬が発生しないため黒ナンバーは不要です。「誰かの荷物を運んで対価を得る」かどうかが判断の分かれ目となります。

「営業ナンバー」や「事業用ナンバー」とは違うのですか?

いいえ、同じ意味です。呼び方が違うだけです。
 
「黒ナンバー」「営業ナンバー」「事業用ナンバー」はすべて同じものを指しています。正式には「事業用軽貨物ナンバー」といいますが、ナンバープレートが黒地に黄文字であることから業界では「黒ナンバー」と呼ぶのが一般的です。
 
なお、「営業ナンバー」という言葉は、緑ナンバー(一般貨物)も含んだ広い意味でも使われます。会話の文脈によって指している対象が異なる場合があるため、「軽自動車で配送業をする場合の営業ナンバー=黒ナンバー」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

黒ナンバーと緑ナンバーのどちらを取得すべきですか?

個人ですぐに始めたいなら黒ナンバー一択です。
 
緑ナンバー(一般貨物自動車運送事業)の取得には、車両5台以上の保有・一定の自己資金・運行管理者の選任など、多くの厳格な要件があります。個人が最初から参入するのは現実的ではありません。
 
一方、黒ナンバーは軽自動車1台と運輸支局への届け出のみで取得でき、最短1日でスタートできます。まずは黒ナンバーで開業し、事業規模が拡大してから緑ナンバーへ移行するというのが多くのドライバーの典型的なキャリアパスです。未経験・個人での開業を検討している方には、黒ナンバーからのスタートをおすすめします。

黒ナンバーは軽貨物ドライバーの「第一歩」

黒ナンバーとは、軽自動車で有償の荷物配送を行うために必要な事業用ナンバーです。黄色(自家用軽)・緑(一般貨物)・白(自家用普通車)と比べて取得のハードルが最も低く、届け出さえ済ませれば個人でも最短1日で開業できます

「黒ナンバーを取得する流れ」「実際に開業したらどれくらい稼げるのか」「メリットだけでなくデメリットも正直に知りたい」という方は、ぜひ関連記事もあわせてチェックしてみてください。黒ナンバーの取得は、軽貨物ドライバーとして独立する最初の一歩です。自分のペースで、着実に進んでいきましょう。

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